「フジサン特急しんげん1号」乗車記

 

東京で若者の街として知られる渋谷にある複合施設の「渋谷マークシティ」の2階から多摩・山梨方面へ一つの電車が出ている。その名は甲武急行という。その起点となる「渋谷マークシティ」2階の渋谷駅はJR山手線埼京線東急東横線田園都市線東京メトロ銀座線半蔵門線副都心線と乗り換えが出来るということもあって乗降客数が甲武急行の中で一番多い。今日はその渋谷駅の4番線から甲武急行の看板特急である「フジサン特急しんげん1号」に乗ることにする。

 

フジサン特急しんげん1号」は渋谷から山梨県の甲府まで行く全席指定・全車両禁煙の有料特急で、途中の大月までは「フジサン特急ふじやま1号」と連結されて10両編成で走り、大月で前6両が「フジサン特急しんげん1号」甲府行きになり、後4両が「フジサン特急ふじやま1号」河口湖行きになる。この「フジサン特急しんげん1号」には7000系が使われていて、2002年(平成14年)にリニューアルされたときに描かれた派手な富士山のイラストが特徴的である。また、車内はラウンジやVIPルームと呼ばれる個室もあるなど豪華であり、一般客室もレッグレスト付きのリクライニングシートで1350个離掘璽肇團奪(座席間隔)がある。この電車では「フジサン特急」車内限定のワイン・お酒や山梨名物の信玄餅とにんにくほうとうせんべい、お茶・コーヒー・ビールなどの各種ドリンク、甲武急行煎餅、甲武急行オリジナルグッズの車内販売も行われている。「フジサン特急」ではこのように設備等が充実しているが、車内販売では弁当もサンドイッチ等の軽食も販売しておらず、主要駅の売店(コンビニタイプのところもある)である「STATION SHOP」でも販売されているのはサンドイッチ等の軽食だけで駅弁が販売されていないのは残念である。

 

その「フジサン特急しんげん1号」は7時00分になると童謡「富士山」をアレンジした特急用発車メロディが流れ、JR205系と似た感じの音(JR205系は界磁添加励磁制御で、7000系の界磁チョッパ制御とは違うものだが・・・)を立てながら渋谷駅の4番線を出る 。その後はトンネルに入り、しばらくするとトンネルに挟まれた駅として知られ「関東の駅百選」にも選定されている神泉駅を通過する。神泉駅を通過した後にトンネルから出ると東京メトロ千代田線との連絡駅であり、東京大学教養学部の最寄り駅でもある駒場東大前駅を通過する。駒場東大前駅では東京メトロ千代田線からやってきたJR常磐緩行線のE233系2000番台を見ることが出来た。この駒場東大前駅通過時に港区コミュニティバス「ちぃばす」の田町ルートと同じチャイムが流れ、女性の声による日本語と英語の自動放送が始まる。自動放送で停車駅や車内設備の案内が行われている間に「フジサン特急しんげん1号」は現在複々線化の工事が進められている池ノ上駅と小田急線との乗換駅である下北沢駅を通過して、環状七号線と交差する新代田駅から久我山駅まで続く複々線区間に入る。複々線区間に入ると「フジサン特急しんげん1号」は東松原駅や明治大学和泉校舎の最寄り駅で京王線との乗換駅でもある明大前駅を通過する。その後も「フジサン特急しんげん1号」は永福町・西永福・浜田山・高井戸・富士見ヶ丘の各駅を通過し、最初の停車駅久我山駅に到着する。久我山駅は複々線区間の終わりの駅で、吉祥寺・田無・ひばりヶ丘方面へ行く井の頭線と接続している。この駅の富士見ヶ丘寄りには8000系や3000系といった通勤電車の車庫である富士見ヶ丘検車区がある。

 

久我山駅を出ると「フジサン特急しんげん1号」は複線区間に入るが、牟礼・新川・本三鷹・井口の各駅と西武多摩川線との乗換駅である新小金井駅は複々線区間と変わらない高架駅である。新小金井駅の先で高架区間は終わり、地上区間に入る。地上区間に入ってから甲武小金井・甲武国分寺・泉町といった駅を「フジサン特急しんげん1号」は通過していく。その後に堀割区間に入って甲武国立駅と一橋大学の最寄り駅である一橋大学駅を通過すると再び高架区間に入り2つ目の停車駅である西国立駅に着く。この西国立駅はJR南武線と乗り換えが出来る駅で乗降客も多い。

 

西国立駅の先の日野橋駅を過ぎると多摩川を鉄橋で渡り、その後に甲武日野駅を通過する。甲武日野駅を通過した後に多摩モノレールが見えると万願寺駅となる。この万願寺駅は新撰組の土方歳三の生家の最寄り駅であり、甲武急行の車両の検査などを行っている日野工場と日野検車区も近くにある。この万願寺駅を通過した後に東豊田・甲武豊田・平山・甲武北野の各駅を通過し、3つ目の停車駅でありJR中央線横浜線八高線と乗り換えが出来る八王子駅となる。この八王子駅を出た後に台町・散田町の2駅を通過すると4つ目の停車駅でありJR中央線京王高尾線と乗り換えが出来る高尾駅に着く。渋谷から出ている快速はこの高尾駅が終点である。

 

高尾駅を出ると山の中に入っていき、裏高尾と小仏の2駅を通過する。小仏駅を出るとトンネルに入り、トンネルを出たところに底沢駅がある。底沢駅を過ぎると5つ目の停車駅で甲武グループの遊園地である「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」にも近い相模湖駅に着く。相模湖駅を過ぎると相模吉野・藤野・甲武上野原・談合坂・犬目・甲武鳥沢・甲武猿橋といった山間部の駅を通過していく。その各駅を通過した後に6つ目の停車駅で7000系の所属している大月検車区も近くにある大月駅となる。「フジサン特急しんげん1号」は大月駅までは「フジサン特急ふじやま1号」と連結されて10両編成で走ってきたが、大月駅で前6両が「フジサン特急しんげん1号」甲府行きになり、後4両が「フジサン特急ふじやま1号」河口湖行きになる。そのための分割作業がこの大月駅で行われる。

 

大月駅で「フジサン特急ふじやま1号」と別れ、6両編成となった「フジサン特急しんげん1号」は甲武花咲・真木・初狩・笹子の各駅を通過すると甲武急行で一番長い笹子のトンネルとなる。そのトンネルを過ぎると甲府盆地へと「フジサン特急しんげん1号」は入っていき甲斐大和駅を通過する。その後に7つ目の停車駅でありワインの町として有名な勝沼の最寄り駅でもある甲武勝沼駅に着く。甲武勝沼駅を出ると甲斐一宮・甲斐国分・甲斐成田という甲府盆地の中の駅を通過し、石和温泉の最寄り駅である

8つ目の停車駅の南石和駅に着く。

 

南石和駅で石和温泉へ行く人を降ろした「フジサン特急しんげん1号」は南酒折駅を通過し、JR身延線との乗換駅であり9つ目の停車駅である南甲府駅に着く。南甲府駅を過ぎると甲府の市街地に入り、太田町見附駅を通過する。その後になって目の前に「甲武フレンテ」の入ったビルが見えると「フジサン特急しんげん1号」は9時15分に山梨県を代表する駅であり、この電車の終点である甲府駅に着く。こうして「フジサン特急しんげん1号」は125.5kmの旅を終え、乗車していた私も降りることとなる。

 

「架空鉄道 甲武急行」は文字通り架空のものであり、現実性を持たせるために一部に実在の企業名・自治体名なども出てきていますがそれらの企業・自治体などとは全く関係はありませんこのサイトの記載内容について実在の企業・自治体などに問い合わせないようお願いします。

  

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